【安心・安全・清潔な歯科医療具】

歯科には「ラバーダム防湿」と呼ばれる医療具があります。
これは根管治療をする際に、唾液などの分泌物によって繁殖した細菌が、
歯の根管部分に入りこむのを防ぐためのゴム製シートです。

つまり、お口の中で治療する1本の歯に的を絞り、
そこを「無菌状態」にできるというもの。

欧米ではこのラバーダム防湿を取り入れた治療は至極当たり前ですが、
日本ではその使用率はわずか数%といわれます。
おおよその理由は、保険診療がきかないという点でしょう。

治療をする前にしっかりと確認や相談のできる歯医者とめぐり会えれば
数万円以上かかる可能性のある治療でも納得いく結果となります。

根管治療をより確実なものにするために知っておきたいことの1つです。

【お口の中に常に潜む細菌たち】

一般的に、口腔内には300~700種類もの細菌が生息していると言われます。
どんなにオーラルケアに熱心な人でも、1000億個以上
あまり気を遣わない人(きちんと歯を磨かない人)においてはなんと
1兆個の細菌が留まってしまうという報告があるほどです。

これらの細菌を浄化してくれるのは「唾液」の作用によるものですが、
年齢とともにその量にも衰えが出てくるため
どうしても自浄作用が効かなくなってきます。

特に疲労や病気などによる免疫力の低下は口腔内の菌を繁殖させる
ことにもなり、結果的に口臭や歯周病、そして虫歯にもつながるのです。

【感染がもっとも怖い根管治療】

口内を傷つけることなく清潔に保ちながら治療ができるラバーダム防湿は、
安全で信頼のおける医療具です。
たとえ歯磨きを熱心にしても、細菌には勝てません。これは誰でも同じです。
根管治療において強敵であるこの細菌をシャットアウトすることが
治療の成功率を高める方法なのです。

また強い殺菌力のある消毒液は時に苦く不快感を伴います。
ラバーダムを装着すればそれらの薬剤が口の中に流れ込むのを防ぐので、
その点においても安心です。


参考 根管治療

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